トヨタイムズで2020年5月12日に掲載されたTOYOTA NEWSをご紹介します。
大きく、二つの表現に強い関心を持ちました。豊田社長はこのスピーチで、すべてのステークホルダーに対し、重大なメッセージを発せられたな、と感じました。
①「私はトヨタを“強い企業”にしたいと思ったことはない」
➡トヨタを「世界中の人々から頼りにされる企業」、「必要とされる企業」にしたいという一心で経営の舵取りをしてきた。
②「誰ひとり取り残さない」という姿勢で国際社会が目指している「SDGs」、「持続可能な開発目標」に本気で取り組むこと。
➡世界中で、自分以外の誰かの幸せを願い、行動することができるトヨタパーソンを育てること。
ご存じの通り、トヨタ自動車の企業理念は豊田綱領に書かれている豊田佐吉の教えを明文化したものです。豊田章男社長が述べられた①は豊田綱領に通じる考え方であり、やはりトヨタの理念だけあって素晴らしい内容なのだと思います。
もう一つ印象に残ったこと。それは、ステークホルダーの中でも特に社員に対するメッセージがとてつもなく強く出ていたな、と思ったことです。やはり日本を代表する優良企業であり、少なからず社員の慢心はあるのだろう。それを少しでも排除するために社長自らが危機感をあらわにし、メッセージとして伝えた。
②について、SDGsの目標達成を他人事のように思っている人が多いのも事実。トヨタを代表する章男社長が「本気で取り組む!!」と表現したことは、トヨタが単なるMessage+α(社会貢献活動の一環)はもうやめて、新たにトヨタは地球を守るために資本と知恵を出して本気で動く、ということを表現したのだと思います。これからのトヨタグループのSDGsに対する動きを注目したいと思います。
シーソリューションズも、SDGsへ本気で取り組んでいきます。
無論、トヨタ自動車のような資本も人財も能力もありません。しかし、当社経営理念にある「私たちは、コーティングを通じて、人と社会と地球のために貢献していきます。」は、塗装やコーティングが世の中にある限り普遍であります。サステナブルな世の中、地球を我々自身の手でどんなに苦労しようが創り上げなければならない、決して壊し続けてはいけない、と考えています。
(余談)ロードバイク通勤
私はクルマが大好きです。車自体も、運転することも好きです。しかし、この春からはロードバイクで通勤を始めました。往復60分、距離は22㎞。ロードバイク通勤を始めるときに二つの理由がありました。
一つ目は、サステナブルな世の中の構築(SDGsの目標達成)を経営理念に掲げたいと思ったこと(自分自身が私生活で何一つ実践できなくて、経営理念に書いても絵に描いた餅だ、と思ってたから)。二つ目は、自分自身の健康管理のためです。
まだたった二か月ですが、現時点の結果として、自転車が大好きになりました。これは想定してなかったことです(笑)愛車を洗車するがごとく、愛自転車をピカピカにして眺めています。休日はドライブではなく、ポタリングが中心になりました。<ポタリング(和製英語: pottering)とはWikipediaによると、目的地を特に定めることなく気分や体調に合わせて周辺を自転車でめぐること。 一人か家族連れや気の合う仲間で、近郊を「散歩」程度に軽くサイクリングすること。だそうです。>
先にも申し上げたようにクルマは好きです。でも今は必要な時に利用する、という考え方が自身を支配するようになってきました。今後は世界規模で電気自動車や水素自動車が増加するでしょう。クルマの利用方法もカーシェアや自動化、そしてスマートシティ化が進むのだと思います。クルマ社会が100年ぶりの変化点を迎えているといわれるように、社会や我々の生活も単に豊かさや便利さを追い求める時代は終わりつつあるのかもしれません。地球環境を犠牲にして本当の豊かさは得られないことが分かってきたのだと思います。
トヨタイムス全文は下記より↓↓↓
https://toyotatimes.jp/insidetoyota/074.html