いきなり何を言ってるの??とお思いのことでしょう。
実は昨日、愛知県一宮市の明地地区で山椒農家をやっている河内農場へお邪魔したのです。そこで初めて知りました。
「木の芽」とは山椒の若い葉のこと言うのです!!
山椒とは一言で言っても、色々な種類があるとのことです。
「朝倉山椒」「ぶどう山椒」です。栽培用の山椒の種が野山で芽を出して大きくなったものは「野山椒」と呼ばれます。これらは新芽や実を食べることができます。それ以外にも薬用として利用されてきた「犬山椒」、中国で山椒の実を取るのは「花椒」と呼ばれます。
一宮市では「山椒」の産地では昔は生産量が日本一だったらしいのですが、農家さんの高齢化などで農家が減り、現在では明地地区を中心に六戸の山椒農家が残っているだけで、若手農家の河内さんもこれからどうするか悩んでおられる様子でした。
このチョコレートは一宮市の「パティスリー・ケー・シマオ」さんが出している木の芽のチョコレートです。
http://patisserie-k-shimao.com/choco.php
山椒は高級料亭に行くとタケノコやお豆腐に添えられていて、春を感じる季節のものというイメージがあったり、山椒特有のさわやかな香りを楽しめます。写真はふろふき大根のお味噌の上に乗っている木の芽です。
今回、河内農場のような農家さんをテーマにあげたのは日本の農業とSDGsの関係が非常に大きいと感じているからです。
●食料を供給する・・・目標2の「飢餓をゼロに」
●環境を保持する・・・目標12「つくる責任つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「陸の豊かさを守ろう」
●雇用を支える・・・目標8「働きがいも経済成長も」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
今では各大手企業も参画するようになってきており、農業の工業生産化について進めているように感じます。しかし、農家さんは家業です。命を懸けてます。企業が投資回収を前提に農業をやるのとは全然重みが違います。企業名は書きませんが、大々的に参入を決めて将来の事業として投資をしても、台風などの災害や、思ったような結果(利益)が残せず撤退や解散・・・。やはり農家と企業が考える農業の事業化とは違うのでしょうか?
週刊ダイヤモンドのデジタルDIAMONDに記事がありましたので、興味がある方はご参照ください。
農業下剋上!新豪農が台頭しトヨタ・楽天らは「農業プラットフォーマー」へ(予告編)
https://diamond.jp/articles/-/233023
私は十年、二十年のスパンで農業へ投資する覚悟がある企業は成功する可能性があると思います。机上でできることではありません。現場が大切です。その意味で現場を大切にする日本のものづくり企業が本気になれば日本の農業を大きく発展させる可能性があるのかもしれませんね。
最後に「キラリと光る一宮市の名産品」一宮市のホームページに「木の芽」の紹介記事がありますので、下記URLよりご覧ください。
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/shisei/keizai/1000051/1032055/1032058.html